ありがとう献血

 
   私は若い頃、「献血なんて・・・」と見向きもしませんでしたが、献血の大切なことが身近に起ころうとは思いもしませんでした。
 昭和62年、私の実母(当時65歳)が急に体調を崩し、近所の病院で診察しましたが、一向に回復に向かわないので大学病院で調べてもらったところ、「心筋梗塞」と診断されました。そこで心臓の専門である国立病院へ検査入院をしましたが、主治医の先生の説明では、「肝心な3本の動脈のうち2本はつまり、1本がつまりかけているので、早急にバイパス手術をしたほうがいい」とのことでした。しかしながら当時鹿児島の医療機関では心臓手術の症例が少なく成功率は25%くらいであると言われたこともあり、結果として東京の専門病院を紹介していただきました。幸いにも私の姉妹が東京に住んでいましたので早速手続きをして上京しました。
 昭和62年11月25日、十数人もの人たちの血液をもらい、11時間にも及ぶ大手術でしたが、大成功でした。
 その母も現在満83歳になり足は弱くなりましたが、今年4月には東京へ孫の結婚式に行きました。あの時、少しでも輸血のための血液が足りなかったら、母は今頃いなかっただろうなと思います。
 その時から、私は献血の大切さを知り、時間の許す限り献血に行くようにしています。

(娘)久保由美子
 
 


閉じる